- 第7回目となりました、「レーシックよもや話」
今まで、レーシックを受けるかどうか迷っていた方、特に受ける予定は無いけど・・・ちょっと気になっている方も必見です! -
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第七回「寝ている間に視力回復? オルソケラトロジー」
レーシックをしたいけど、手術が怖いし元に戻せないのも不安……。
そんな方におすすめの近視屈折矯正療法がオルソケラトロジーです。 オルソケラトロジーとはアメリカで開発された最新の近視屈折矯正療法のこと。就寝時に特殊なコンタクトレンズ(オルソケラトロジー・レンズ)を装用することで角膜の形状を矯正し、角膜屈折率を正常化させて近視や乱視などの角膜異常を回復させるという治療法です。
オルソケラトロジーで使うオルソケラトロジー・レンズは角膜用の「コルセット」だと考えてください。コルセットは腰に着用し極限まで絞ることで細くしなやかな腰を作り上げますよね。オルソケラトロジー・レンズの場合は、レンズ内部に施された凹レンズ型のデザインによって角膜の表面を矯正します。レンズを長時間装用することで角膜に「くせづけ」された凹レンズ型の「くせ」は一定時間保たれるため、裸眼状態になっても視力が保たれるのです。
治療開始から1週間前後で日中の視力が1.0まで回復する例もあるようですが、「くせ」が安定するまでの間はオルソケラトロジー・レンズの装用の仕方で翌日の視力が変わってしまうことも。寝相がとっても悪い人やうつ伏せで寝てしまう人はオルソケラトロジー・レンズがずれた状態で角膜のくせがついてしまい、翌日に乱視の症状が出ることもあるようです。
だいたい1年程度で角膜の「くせ」が安定し同時に視力も安定し、それまでは毎日就寝時にコンタクトレンズを装用しなければなりません。ただし「くせ」が安定するようになれば2〜3日に1度の装用で大丈夫になるようです。
オルソケラトロジーのメリットとデメリットを見てみましょう。
<メリット>
1 角膜を削らないため安全性・眼球への負担が軽い 2 毎日の装用による一時的な矯正のため、装用をやめればいつでも元の状態に戻る 3 適用年齢が7歳〜60歳までと幅広く、特に角膜の軟らかい子どもには高い治療効果が期待できる 4 裸眼で過ごすことができるので過酷な仕事・スポーツでも安心 5 レーシックと違い、自衛隊、警察官、パイロットなどの職業選択も可能
アメリカ連邦航空局(FAA)でも定期航空便パイロットの近視治療法として認められており、日本では2005年から治療が開始されました。
<デメリット>
1 一時的な矯正のため、視力を維持するためには継続的な治療が必要である 2 普通のコンタクトレンズと同程度の角膜負担が起きる可能性がある(不衛生による感染症など) 3 人によってはオルソケラトロジー・レンズが合わず、治療効果が薄い人もいる 4 毎日の装用が必要で、装用をやめれば視力が戻ってしまう 5 視力安定まで1年ほどかかる
オルソケラトロジーは強度の近視・乱視、眼科的疾患のある方、ドライアイの方、アレルギーをお持ちの方、医師の指示を守れない方には適用外となりますので注意してください。
レーシック手術、オルソケラトロジー、フェイキックIOなど、視力回復治療にもいろいろな選択肢があります。比較検討をしっかりとして、あなた自身のライフスタイルに合う治療方法を選びましょう!
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