- 第五回目となりました、「レーシックよもや話」
今まで、レーシックを受けるかどうか迷っていた方、特に受ける予定は無いけど・・・ちょっと気になっている方も必見です! -
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第五回「アベリーノ検査とは?」レーシック適応検査を受けにいったらアベリーノ検査を進められたという声を聞くようになりましたが、「アベリーノ検査」という言葉、ご存知でしたか?
どうやら2010年から品川近視クリニック 、東京近視クリニック などのクリニックが行いはじめたレーシック適応検査の一環で、レーシックを受けることができない角膜疾患アベリーノ症を見つけるためのDNA検査のようですね。
上記のクリニックによると、アベリーノ症の方がレーシック手術を受けた場合、視力低下が促進されてしまうので絶対に受けてはいけないそう。
検査方法はとても簡単。
綿棒で口の中の粘膜をこすりDNAを採取。だいたい4時間後には検査結果がわかります。
遺伝的に発症の可能性がありながらもレーシック適応検査時には未発症だった場合、DNA査をしなければ見つけることが非常に難しい疾患のようです。
問題の「アベリーノ症」がよくわからないので調べてみました。 アベリーノ症とは、正式にはアベリノ角膜ジストロフィーといい、数ある遺伝性角膜ジストロフィーの内のひとつです。
「アベリーノ」とは、イタリアのカンパニア州アベリーノ地方のこと。1988年にはじめて報告された遺伝性の角膜疾患で、家系調査を行った結果イタリアのアベリーノ地方由来であることが判明したためにこの名前がつきました。 (イタリアの遺伝病がなぜ極東・日本に届いたのか謎ですが、日本人は1000人に1人の割合で発症する可能性があるらしいですよ)
この疾患を発症するとおおよそ20歳頃(個人差はあるようです)から両眼の角膜に顆粒状(つぶつぶ状態)の白い濁りができはじめ、年をとるごとに濁りが増えていきます。軽度の場合は問題ありませんが、角膜の混濁が増加することにより視力障害がおき、視力の低下を招きます。 現在のところ角膜の混濁を防ぐ根本的な治療方法は発見されていませんが、混濁を除去する2つの治療方法があります。
1:角膜移植(ドナーから提供を受けた角膜を移植します)
2:PTK(エキシマレーザーにより混濁を削り取ります。エキシマレーザーを使用するところはレーシックと同じですが、屈折矯正手術ではなく、治療的表層角膜切除術ですので要注意)
どちらも一時的な対処ということで、再発の可能性はあるようです。遺伝性って怖い……。
レーシック適応検査をきっかけ詳しく調べてみるのもいいかもしれませんね。
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