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レーシック手術にも保険が適用される!?

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手術市場

手術市場
レーシック手術はアメリカでは以前よりオーソドックスなものとして知られ、年間に手術を受ける人はおよそ100万人を超えているそうです。しかし日本では費用面や安全への不安などから、レーシック人口はまだ欧米の10分の1以下程度に過ぎませんでした。

しかし近年、手術人口が急速に伸びてきています。これは元々近視の人の割合が、人口の約6割を超えているという土壌の上に、レーシック手術につい て正しい知識が広く膾炙したことによると思われます。今では眼科医のほか、美容系のクリニック等においても手術を受けられるようになり、一時期に比べとても身近に感じられるようになりました。

手術件数の増加と理由

レーシックの手術人口が急速に伸びているといいましたが、どのくらい伸びているのか、具体的な数字とともに見ていきたいと思います。
手術件数の増加と理由
これは東京のあるクリニックにおける施術数の推移につき1997年から2001年までの部分を抜粋したものなのですが、2000年をさかいにして、その数が飛躍的に伸びているのがお分かりいただけると思います。増加そのものは前述の通り、レーシックという視力回復の手段が世間で認知されたことによるのだとは思うのですが、そのほかにも増加に伴い、キャンペーン等々による費用の低下や、施術を行う医院やクリニックが自ら情報を発信し始めたことなども要因なのかもしれません。

実際大手のクリニックのwebサイトをのぞいてみると、レーシックを含めた視力回復手術についての詳細な説明や図解、そのほか有名人やスポーツ選手の経験談を掲載したりするなどしてレーシック手術をアピールしています。今後も、こういった努力によりさらに手術を受けようとする人の数は増えていくと予想されます。

レーシック手術の今後

さて、以上のようにレーシック手術の増加などについて見てきましたが、ここで日米における近年の 手術数を比べてみたいと思います。

前述しましたが、まだまだ日本とアメリカとでは人口比率に比べて、年間の手術件数に大きな開きがあることがお分かりいただけると思います。そしてもう一点、アメリカでの手術の件数が減少していることにお気づきになられたでしょうか?これは価格競争の末手術費用が暴落し、低価格のまま定着してしまったため、設備や技術、人材などが確保されないままレーシック手術が行われるようになり、視力の回復という結果が伴わない状態になってしまったことによるのです。

日本でもクリニック系はさておき、眼科医で現在まれに見られるような低価格の手術費用が定着してしまった場合、眼科医一人が年間に1000件程度の手術を行わない限り、経営を圧迫するという話も聞かれます。また、レーシック手術に使用する医療機器は非常に高価なため、価格が下がるとレーシック手術を断念しなければならない眼科医が出てくることも懸念されます。

もっとも、日本ではレーシックはまだようやく市場として定着し始めたばかりですので、今後どのように成長していくのかは簡単には予想できないようです。
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